オレンジです。
前回の記事「オプショントレード1」と「オプショントレード2」の続きです。
前回は数あるオプション戦略の中でも非常にシンプルなトレードを紹介しました。
今回はもう少し突っ込んで合成ポジションの戦略を解説していきます。
一口に合成ポジションと言っても、それこそ様々な種類があるのですが、今回は最もシンプルな戦略です。
ロングストラドル
今回の米朝首脳会談とかもそうだと思いますが、近々大きなイベントが有るとか。
BIGな指標が有るなどの時にこの戦略が有効になります。
とにかく市場に大きな動きが出るのが予想される時、
しかし上げていくのか下げていくのかどちらに動くかは分からない時にこのロングストラドルが優位に使われます。
前回は記事で書いたようなテクニカルで大きな動きが出るという時も良いのですが、あの場合は方向も優位性を持って予想できる場面だったので、あえて合成ポジションの必要はないかと考えます。
ロングストラドルとは同一の行使価格のコールとプットを買う戦略です。
通常は225先物の現在価格に近い行使価格を選ぶのが多いです。
この記事を書いている時の225先物価格は22660円でした。
このタイミングでロングストラドルを仕掛けていきます。
1.22750円のコールを110円で買う。
2.22750円のプットを11円で買う。
3.簡単です、これでロングストラドルの完成です。
あくまでもシュミレーションで実際の価格とは違います。
後は市場が動いてくれるのを待つだけです。
今回のポジションでは
・225先物が22880円以上になれば利益になります。
・反対に225先物が22620円以下になっても利益が出ます。
・22620円~22880円の間では損失になります。ただし損失は最大でも121000円です。
どうでしょうか、合成ポジションと言っても非常にシンプルです。
「オプショントレード2」で紹介しましたが
相場に動きが出るのが予想される。そして方向の予想できる場面では単体のオプションでトレードするのが有利です。
それに対して
相場に動きが出るのが予想される。しかし上か下かどちらに動くかは分からないという場面ではロングストラドルが有効な戦略となるのです。
デルタニュートラル
ところでオプションにはデルタ、ガンマなどギリシャ語の指標が出てきますが、今回のロングストラドルはデルタニュートラル戦略となります。
この辺からオプションは理解するのにややこしくなってきます。
初めて聞く人にはなんじゃそら?となるでしょうか(笑)
デルタは原資産の価格変動に対する、オプション価格の変動率です。
たとえば、オプションのデルタが0.5の場合、原資産価格が100上昇したら、オプションのプレミアムは50上昇することを意味します。
コール・オプションは正のデルタ値を持ち、プット・オプションは負のデルタ値を持ちます。
難しく考える必要はありません。これだけ覚えてください。
デルタ1とは225先物を買っているのと同じポジションになります。
デルタ-1とは225先物を売っているのと同じポジションです。
下の下記表で確認すると、今回の行使価格22570円では、
デルタ0.51のコールを買い、更にデルタ-0.49のプットを買って合成としています。
つまり0.51と-0.49で0(ゼロ)に近づけたポジションになるのです。
ゼロとはロングもショートもしていない状態と同じな訳です。
この状態こそがデルタニュートラルとなり、これぞオプションと言えるほどの基本戦略です。
上か下かどっちへ動くかは分からない。しかしとにかく動けば利益になる。
方向をトレードする225先物には出来ないトレードがオプションでは可能になるのです。
さて、「225先物投資マニュアル」を作りました。
225先物トレードの優位性だけでなく、いろんな角度からこの先選ぶべき仕事を考えていきます。
自動化、ロボット化により「労働報酬型」の仕事が辛い状況になっていく現状で
賢明な方なら既に別のステージ移行も考えておられるかと思います。
そんな方への指針になるであろうという内容です。
日経225先物トレード 本日の成績
22690ロング
22710決済 6枚
22740決済 3枚
22760決済 1枚
22710決済 1枚
トータル +340,000円
日々のトレード結果詳細は こちらです。
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