01.26
日本の年金状況 老後の安心は?
退職後の厚生年金、自営の方なら国民年金は老後の収入糧でした。
退職金や貯金と合わせて老後は年金でのんびりと隠居生活。
ひと昔までは、いやふた昔前か?
厚生年金の平均受給額は男性で月163000円、女性で105000円
国民年金の平均受給額は男性が付き59000円、女性が54000円
仮に夫婦二人の家庭として共に厚生年金受給の場合、引退後は27万程度で生活していかねばなりません。
これが先進国日本の国民に与えられた、ありがたい年金であります(笑)
国民年金だったとしたらもはや生活できませんよね。
さて年金積立金の総額は2023年現在で126兆6826億円と発表されています。
額が大きすぎて分かりづらいのですが、これで年金支給は回っていくのかというと実は3年間で食いつくしてしまうのです。
年金給付額は1年で56兆1000億となっていますから。
つまり若い労働者の積立金が高齢者の年金となるという本来のシステムが機能していないわけです。
この辺りは皆さんすでにお分かりでしょうが、では現行の年金支給はどこで賄っているのかというと現役世代が負担する保険料とすべての世代が負担する消費税です。
消費税の約9割(87.5%)は、年金・医療・介護・子育てなどの社会保障に使われているのですね。
既に破綻に直面している日本の年金制度ですが、何とか破綻を先延ばしにするために、受け取り年齢の引き上げと支払額の引き下げをやってきたのはご承知のとおりです。
この先は受給年齢80歳となるかもしれません。
まあ100歳まで生きるとしたら残り20年、僅かな年金と退職金食いつぶして生きていけるかもしれません(笑)
しかし定年後から80歳まではどうして生活するのか?
まあまだ元気だからアルバイトでもやってという事で、こうなると健康が必須で病気もできません。
長い間、真面目に勤続して退職後は僅かな年金とアルバイトで生きていく。
これが敗戦後の復興から這い上がり、一時はGDP世界2位まで上り詰めた日本の国民の人生です。
ふざけるな!政府は何をやっているんだと嘆いてもどうにもなりません。
日本の経済はマイナス成長なのですから。
国にとっての大問題を国民に知られないように、この先も政府はすべてを先送りにして自分達の既得権益を守ろうとするでしょう。
国や企業をあてにせず、僕たち個々が定年後の長い年月を悠々自適に楽しく暮らせる環境を作っていかねばもうどうにもならないのです。
若い人も既に定年を迎えた人も、今から環境づくりを行動を始めましょう。
僕とメルマガ読者の皆さんと一緒に。
準備は良いですか?
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