裁量とは?
オレンジです。
裁量について良く問われるのですが、結構これを勘違いしている方が多いようです。
何かトレードに対する生まれ持ったセンスのようなものが必要だと。
これは大きな間違いです。
もしそうだとしたら僕なんぞは20年以上もトレードやってこれてる筈がない訳です。
裁量はパターンを使う事
裁量とは動きを読み取る感覚ではなくて
動きのパターンがどれだけ頭に入っているかなのです。
トレードは頭の中に入っているパターンをただ出してくる。
もうそれだけです。
そうなると相当な期間の経験が必要か?というと
まあそんな事は無いのでご安心ください。
パターンと言っても基本は僅かの数で
それさえ覚えてしまえば後は足の組み合わせの中で応用です。
一つ具体例を出して見てみましょう。
方向転換のブレイク場面
2つのチャートの赤いラインはいずれも
そこを抜ければ方向が転換する場所です。
Aのブレイクでは強い陽線で転換して来ているのですが
このパターンは抜けに飛び乗りで十分トレード成果があがります。
一方Bのブレイクは少しの抜けで、その後は切り返しを見て
再度高値まで戻っていってます。
Aではブレイクから40pipsほど伸びているの対して
Bでは10pipsも行かずに切り返しですからトレードの差は歴然です。
では2つのチャートのどこに違いが有るのかというと
抜く前のケースが違う訳です。
2つのケースの違い
Aのケースは底からの切り返して上げていく過程で
大事な方向転換のラインを抜く前に一旦もみ合いが見られます。
ここで十分なエネルギーを溜め込んでいるのです。
トップに近い場所では底付近から買い上げた勢の
利食いによる売りが入ってきます。
またWトップを狙う新規売り入って来る訳です。
でのでそれらの勢力を熟して軽くした状態で抜いて来れば
それは走りやすいパターンです。
逆にBのケースはブレイクまでにどこにもやり合いの場所が見られない。
転換ラインの抜けは単なるそれまでの上昇に対する利食いの売りが
招いた結果であって、利食いが一巡すれば再び買い勢が入ってくるのです。
つまりブレイクで走るだけのエネルギーが無い状態です。
言い換えれば再び入ってくる買い勢力に勝てない訳です。
エネルギー
ブレイクと言うのは重要な場所で(この場合は転換のポイント)
反対の勢力の投げ(失敗)を巻き込んで走るものです。
その為にはそれだけのエネルギーが必要になってくるのです。
ブレイクの場面を使ってパターンの一例を上げました。
理由のあるパターンを使う
順張りにしろ逆張りにしろ、更には押し目買いでもブレイクでも
トレードはしっかりした理由のあるパターンを使うのです。
そしてそれこそが裁量トレードです。
弁財天のブログ記事や僕のトレード動画などでも参考に
理由のあるパターンを会得してトレードのスキルを上げていってください。
その過程で成果は自然と着いてきますから。
スイスフラン
ところで15日のあの下落で皆さん怪我は無かったでしょうか?
有事の大相場では大負けする人、大勝ちする人が必ずいます。
テクニカルで見ればあの大下落の前にきっちり売りで仕込めるはずです。
次回はそんな話を記事にしたいと思います。
FXトレード動画
それでは昨日のトレードを動画で撮ったので
良かったら見てください。
タイトルは「弁財天FX定番のトレード」です。
【動画 】はこちらからダウンロードしてください。
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