【オプショントレード 1】よりリスクを軽減したトレード

オプショントレード

オレンジです。

日経225先物には派生商品として「オプション」があります。

このオプションを利用することで、225先物単体でのトレードに比べて、よりリスクの低い戦略が可能になります。
ですからFXや株式のトレードよりも優位性があるわけです。

海外の市場ではFXや株でもバニラオプションが有るのでより戦力的なトレードが出来るのですが、日本の場合は225先物だけになります。
この辺りを見ても日本のトレード環境レベルがいつまで経っても低いままなのが分かります。

そんな環境下だからまともなトレーダーが育たない。
更に加えて、証券会社側はバイナリーオプションやナンピントラップなど取っつき易さの商品を提供してくるものだから、益々トレーダーのレベルは上がらないどころか逆に下がっているんじゃないの？と思いたくなる。

1分先の上か下かをトレードするそんなレベルで本気で相場に勝てると思っているのか。

バチンコや競馬でのギャンブルが好きな日本人だから、そこへ群がるのかな。
（決してパチンコを悪く言ってるのではありません　悪しからず）

オプションには
コール（上げていく方向をトレードする）
プット（下げていく方向をトレードする）
更にそれぞれ買い（客側になる）だけでなく売り（店側になる）もできるのです。

中々説明が難しいのですが
コール買いとは225先物ロングと同じで上げていく方にポジションを取ることです。
プット買いとは同様に下げていく方にポジションを取ることです。

反対に
コール売りとは下げていく方にポジションをとるもの。
プット売りとは上げてていく方にポジションをとるものとなります。

そしてここからが先物にはないオプションの面白いところなんですが
買いの場合は「損失は限定、利益は無限大」となります。
例えば22500円のコールを100円の時に買ったとしたら、その後いくら下げていっても損失は100円以上にはなりません。（これは中々良いですね）
思惑通りに上げて行ったら、利益は上がれば上がるだけ無限大です。（これは素晴らしい）

売りの場合は「利益は限定、損失は無限大」となります。
例えば22500円のコールを100円の時に売ったとしたら、その後いくら下げいっても利益は100円が限界です。（なに？利益は限定だと？）
予想に反して上げて行ったら、上がれば上がるだけ損失は無限大に膨れ上がります。（なんとも恐ろしい）

面白いですよね。
これだけ聞くと買いの方が有利で、売りは非常に不利なように思いませんか？

ところがそんな単純ではなくて、
オプションの買いは勝率が非常に低い、逆にオプション売りは勝率が非常に高いという特性があるんですね。
何故かというとオプションの価格（プレミアム）にはタイムディケイというものが存在していて、時間と共に価格が安くなっていくという要素が加わっているからややこしいんですね（笑）

それからオプションも225先物と同じで満期日（ＳＱ）が決められています。
売り買いできるのはＳＱ日の前日までで、満期日には持っている建玉は強制決済となります。
もちろん満期日までの途中で決済も可能です。

先に書いたタイムディケイのお陰で満期日に近づくほど価格は下がっていき、最終SQ日にはゼロ円になります。

まあオプションの基本説明は本気で書くと時間が足りなくなるので今回はここらで止めておきます。

とにかくオプションには組み合わせでそれこそ無限の戦略ができますし、
更に225先物との合成ポジションでよりリスクを軽減したトレードも可能になるのです。

今回は数ある戦略の中でも非常にシンプルなオプショントレードを紹介します。
初心者の方にはこの辺りから入られたら良いのかなと思います。

．．．というところで今日は時間が無くなったてしまいましたので、この話は次回に続くという事にさせてもらいます（すいません）