|
こんな方の為に解説するシリーズ記事です。
>> 日経225先物 初心者のために
このシリーズで解説していることは本当に基本のテクニカルです。 実際のトレードで成果に繋がるものを厳選して、要所にエッセンスを散りばめながら書いています。 最近はネットで情報が氾濫していて、最初から基本を通り越してしまって派手な手法から入る人が多いようです。 複雑なロジックだから勝てるというものではありません。 基本はシンプルです。 トレードの目的はただ一つ。お金を稼ぐ事なのですから。 |
日経225先物のトレードは難しくありません。
基本としっかりした手法を身につけたら一生食べていけるスキルとなります。
日経225先物トレードを27年間続けている僕(オレンジ)が解説します。
- 27年間日経225先物トレードで生きてきています
- 月2~4人のマンツーマンセミナーを15年来やってきています
- 海外証券会社で社内ディーラーの教育をやっています
本記事の内容
ギャップ(窓)
ギャップを使ったトレードは数ある手法の中でも注目度の高いテクニカルです。
窓は視覚的に誰でも確認できますし、トレードもシンプルで再現性が高いのです。
日経225先物は非常にギャップ(窓)が多く作られる市場です。
今回はこのギャップを利用したテクニカルを紹介していきます。
なぜ?ギャップが出来るのか?
それは日経225先物の市場は休んでいる時間があるからです。
日経225先物の市場が開いている時間は以下になります。
日中セッション
寄り付き 朝 8:45~引け 昼 15:15
ナイトセッション
寄り付き 夕方 16:30~引け 翌朝 5:30
これで分かるように
昼 15:15~夕方 16:30の1時間15分 と 朝 5:30~朝 8:45の3時間15分
この間、市場はお休みしているのです。
市場がストップしている間に
- 経済情勢の変化
- ユーロッパや米国のマーケット動向
- 大きな経済指標
- CME225先物との価格差
などの要因で寄り付きから値段が飛んで始まる事があります。
これでギャップが作られるのです。
また場の動いてる時(場中)でも何か予期せぬ出来事が起こって
いきなり値が飛んでしまう事もあります。
ギャップにはどんなものがあるのか?
一般にテクニカルで使われるのは下記の4つです。
|
ギャップ(窓)はその日中に埋めるのか?
過去の統計では
|
- この統計を見ると
- 日経225先物は半分は窓空けになる日というのが分かります。
- そしてその窓の半分以上は当日に窓を埋めないというのも分かります。
そもそも窓を空けたという事はその方向への力が強くなったのですから
それに乗っていく方が優位性のあるトレードだと思います。
ギャップ埋めを狙うトレード
- 寄り付きの位置がギャップの方向と同じトレンド方向だった時
- 尚且つ寄り付き位置が波の深い所にある時
- 寄り付き位置に強い抵抗(サポート、レジスタンス)がある時
こんな場面では窓埋めを狙いに行くトレードをする事があります。
ここで注意する事を一つ!
ギャップアップで「売り」ギャップダウンで「買い」で入る場合はそれぞれの
窓埋めポイントが強力なサポートレジスタンスとなるため利食いポイントとしては安全ラインである。
窓を埋めた時
今度は窓を埋めた時の場面を見ていきましょう。
ギッヤプアップした日、窓埋めのポイント(前日高値)がサポートになって
一旦は跳ね返っているのが分かります。
ギッヤプダウンした日、窓埋めのポイント(前日安値)がレジスタンスになって
一旦は跳ね返っているのが分かります。
窓埋めポイントを使ってカウンタートレードは優位性があるのが分かります。
ただし、反発は短期的になる可能性もあるので下記の様なトレードを考えてください。
- スキャルピングでトレードする
- 反転が伸びた時の対応として建玉を分割利食いする
- トレーリングストップを使う
ウップス
窓を埋めて更にその方向(埋めた方向)へ価格が伸びていく事を「ウップス」といいます。
窓空けた方向は本来強い力が入ったはずなのに埋めてしまった。
更に埋めるだけで終わらないで内側に食い込んで来てしまった。
そんな馬鹿な!!という場面になって「おっとっと」となるわけです。
ギャップアップを例にとると
ここで窓埋めから更に下へ下げてきたので |
ここでも注意点を一つ!!
窓埋め後のブレイク(ウップス)といえども「だまし」はあるのでそれだけを当てにするのは危険である。
対応策としてスキャルピングから複数枚の建玉で利を伸ばすなどを活用すれば非常に有効な手段となり得る。
まとめ
ギャップ一つを見てみてもトレードのチャンスはあります。
- ギャップ方向を基本としてのトレード
- 状況によっては窓埋めを狙いにいくトレード
- 窓埋めポイントでのカウンタートレード
- 窓埋めから食い込んだ時のウップストレード
日経225先物はその性質から非常に窓を空ける市場です。
この特性を利用したギャップトレードを一つの武器として取り入れてはいかがでしょうか。
この記事へのコメントはありません。