2011
01.29

悲しみの恋人たち

マイ・フェイバリット

Cause we’ve ended now as lovers – 悲しみの恋人たち

 

何で今頃なの?という感もあるが、ロック好きにはお馴染みの曲。

史上最も偉大なギタリスト(と僕は思っている)ジェフ・ベックが、1975年に作り上げた傑作アルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」の中の名曲。

 

タイトル通りマイナー且つ美しいメロディの裏に革新的なテクニカルが隠されたギターファン珠玉の1曲。

 

当時学生だった僕は東京・中野の汚い下宿部屋で、この1枚のレコード盤をそれこそ穴の開くほど聴いていた。

 

まだコンビニも無かった頃だから今のように大したアルバイトなどというものはなく日本の学生は皆が貧乏だった時代。

1日3度ならぬ2度の飯。

朝は何も食べず昼は学食の安い定食、夜はインスタントラーメンに食パンという生活。

 

それでも高額なレコードだけは毎月買い続けるという何ともバランスの崩れた幸せな時代でありました。

とにかく自分の中では音楽以外には何も無い世界だった。

 

なけなしの金で買ったグレコのSGモデルギターで、ディストーションやディレイもまだ世に出ていなかった時代にジミヘンのファズにぶっ飛び。

薄汚いかび臭い下宿部屋で耳コピーするのが楽しくてしかたなかった頃でした。

 

...そういえばあの頃のレコード達はどこへ行ったのだろう?

 

珍しく時間ができたのでYOU TUBEを渡り歩いてるうちに、懐かしい名曲にたどり着き当時の頃を思い出しました。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。