ロスカットのルール
オレンジです。
初心者の為の「トレード・ルール作りを学ぶ」シリーズで進めています。
FXで利益を挙げるのにルールなしでは有り得ません。感覚だけに頼った売買はただのギャンブル・トレードになり、偶々勝つことが有っても長い期間では必ず資金を失いますのでしっかりとルールに従ったトレードを心掛けてください。
ルール作りはトレードの第一歩ですが、目指すところは「一生食べられるトレーダー」 です。
これまでの記事も是非チェックしてください。
ロスカットにもルールが必要
それでは今回はルール作りの中でロスカットの話をしたいと思います。
当たり前なのですがトレードの中でのアクションは3つです。
① エントリー
② 利食い
③ ロスカット
その中でのロスカットは出来ればやりたくないアクションですが、それでも避けて通る事は出来ません。
やむを得ず損切りの場面に来た時に、人は感情でアクションを行う傾向にあります。
・無理に我慢してもう少し待ってみよう
・気持ちの切り替えが中々出来ずに損切りが遅くなってしまう。
これらの好ましくない行為を無くすために、最初にしっかりとロスカットのルールを決めてトレードに臨む様にしてください。
リスク・リワードのバランスからのロスカット・ルール
ロスカットで必ず考えないといけない事は、目標のところで利食いした時の「獲得pips」とロスカットした時の「損失pips」のバランスです。
例えば目標値で利食いした時に20pips利益が出るならばロスカットを-20pipsでするというルールにすると、リスクリワードは1対1ですから、勝率が60%あればトレータルで勝てる事になります。
もし勝率が40%のルールであったら1対1では勝てないのが分かります。
この事を踏まえてロスカットを決めていくのですが、初心者の頃は中々勝率60%のルールは作りにくいので最初は勝率が低くても勝てるようにリスクリワードのバランスを大きく取っていくのが賢明です。
その内にトレード経験も積んでスキルが上がってきたら勝率を上げて行く事を考えていけば良いのです。
それでは実際のチャートを見ながらロスカット・ルール作りを解説していきます。
青丸のMODE3ラインは過去に2回も抵抗されてるサポートです。
今回はここを下に抜けたら売りでエントリーするというブレイク・トレードを例にして解説していきます。
矢印の所でブレイクしたのでここで乗っていきます。
最初のMODE4を利食い目標にするならば35pipsの見込み利益です。この場合MODE2を上に抜けたら損切りとすると-30pipsの損失。
リスクリワードは約1対1になりますからまあ最低限ここまでは狙いたいポイントだと分かります。
逆に考えればMODE4で利食いするのなら、MODE2超えでは是非ともロスカットをしなければいけないと分かります。これ以上ロスカットを我慢すればトータルで勝てないトレードになってしまうからです。
では次にMODE5を利食い目標に持ってきた時を考えます。
利益は70pipsありますから、MODE2でのロスカットに設定すれば1対2以上になって理想的です。
MODE1をロスカット地に持ってくると1対1以上あるので、まずまずのトレードとなります。
そして最後にMODE6を利食い地にもっとくる場合です。
ここまでは100pipsの利益が有りますから、MODE1超えまで我慢しても1対2のバランスで良好です。
MODE2超えに持ってくれば1対3ですから非常に良いトレード・ルールとなるのが分かります。
逆に考えれば、MODE6まで狙うトレードではMODE2までは我慢すべきだと分かるのです。
やはり大きく狙うにはいったんの逆の動きは覚悟していくのは当然だと心掛けてトレードに臨むべきなのです。
実際のチャートでもやはりMODE2までは戻していますよね。
ロスカットの正しい考え方
如何でしょうか?
トレードの目的はとにかくトータルで利益を挙げる事。これにつきます。
ですからロスカットは単純に直近の高値や安値に持ってくるというのでは、目的の利益を挙げるところから外れていってしまいます。
しっかりとトータルで利益を上げられるように、リスクリワードのバランスほ考えてトレード・ルールを作り上げてください。
一生食べられるトレーダーになる為に...
FXトレード動画
金曜日のトレードを動画で解説していますので覧ください。
底打ちからの戻り売りをかけたトレードです。
同じように場面でポンド円と見比べて入りやすいユーロ円を選んでいます。
多通貨監視してのトレード通貨選別も参考にしていただければと思います。
↓ こちらから
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