12.06
20代の時にその頃スキーが好きで白馬に住んだんだ Part1
昔...まだ20代の頃ですから相当昔ですが
信州の白馬村に1年半ほど住んだことがあるんですね。
その頃はスキーが好きだったんで、いっそ雪国に住んだら冬の間毎日スキーができるなんて思って
何のことは無いたったそれだけの理由で移り住んだのですね。
やっぱ昔からあほやったんですわ。
最初に土地を探して、そして家を建てたわけです。
年中雪をかぶった白馬岳が望める素晴らしい場所でした。
リゾート地として分譲された所ですから回りはペンションばかりです。
あの辺りの分譲は広くて最低でも300坪ほどの区画です。
そこで庭が広いものですから先ずは芝生を植えようと考えまして
早速、村の薄っぺらい電話帳で調べて植木屋さんに電話するわけです。
「すいません家の庭に芝生をお願いしたいのですが...」
電話に出られたのは地元の年配のおじいさんでして
「はい、分かりました直ぐに伺います」快く引き受けてくれました。
「ああ良い人そうでよかった」と思いました。
それから明日か?明日か?と待つんですが、1ヶ月たってもいっこうに来られません。
また電話するわけです。
「すいませんこの間お願いした芝生なんですけれど...」
「はい、分かりました直ぐに伺います!」心地よいお返事。
そしてまた明日か?いや明後日か?と待つわけです。
...でまた1ヶ月たっても音沙汰が無い。
どういうこっちゃ?本当に分かってるのかあのおっさん?
この辺で関西人のイラチが出てくる(いらちってなんやね)
またまた電話をするんですね。
「あのぉ、すいません芝生をお願いした者なんですけどぉ」
「わっかりましたー!直ぐに伺いますね~」
とにかく返事は気持ちのよいおっさんで、もう直ぐにでも来る様な感じなんやけど...
結局家に来られたのは最初に電話してから4ヶ月たった頃。
おいおいほんまかいな!ええ加減にしてくれよ。
都会で育った者とはあきらかに時間の感覚が違うのですね。
晴れの日は天気が良いから働かない。
雨の日は当然働かない。
そんなにあくせく働いてどうすんだぁ?
白馬連峰を望むみそら野は冬の雪と寒さの季節を省けば
他の3シーズンは最高のリゾート地です。
そんな場所で人々はあくせくすることなく暮らしています。
また信州で暮らしたいなと思う気まぐれな今日この頃...
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