2009
11.25
11.25
知足(ちそく)
知足(ちそく)という言葉があります。
足りることを知って楽しむ感覚。
持てる物は十分有るのだからいたずらに多くを欲しがらず、今の現状を楽しめという意味だと思うのですが。
だいたい僕は物欲の塊で次から次へと欲しいものが出てくる。
やりたい事がいくらでも出てくるから困ったもんです。
確かに果てしない欲望は人間をステップアップさせてくれるものだと思います。
気学でも所謂目標を持つことから始めよと教えられます。
そして目標にたどり着いたら次の目標を更に持てと。
けれど目標に向かって手に入れることと、それを楽しむことは根本的に違いがあります。
物欲人間はそれを手に入れるまでの経過が楽しいのであって、この手に掴んだものを楽しむことができない。
いったい何のためにそれを手に入れようとするのかも、分からないままただ欲しいものにたどり着こうとする。
そんな葛藤がいつも心のどこかに有るのかもしれません。
正にこれはオレの事だな(笑)
次々と湧き出す欲望を追いかけ手に入れたとしても、所詮そんなものはきりがないのだから十分に満ち足りたこの世界を憂いを持って楽しむ。
...正に禅のわびさびの心でしょうか。
大黒摩季の歌にこんな歌詞が出てきます。
どうしてあれもこれも欲しくなるのだろう。
何にも望まないあなたはとても綺麗だから。
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