04.06
【Like a rolling stone】③
それでは前回の続きです。
僕が大借金を抱えて落ちるとこまで落ちたところからですね。
なんやねん、このメルマガただのお前の自叙伝か?...そうお思いのあなた!我慢して読んでやってください。
あなたがこの先、もの凄く大成功する過程で、僕の体験談が必ず生きてきますから。
とにかく8億の借金を抱えたまま、しかし今この瞬間も生きなければならない。
8億の借金よりも明日のパンを買うお金を何とかしなければ。
普通なら借金取りに追い回される状況ですが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのときに大手の銀行から借り入れてたのもあり、また額が多すぎて下手に追い込んだら逃げられたりもあるのか債権者は何も言ってこないのですね(笑)
とにかく借金なんてくそくらえ!!今は明日の飯代を心配するだけ。
なんていい加減なヤツなんでしょう?
人間落ちるとこまで落ちたらそんなもんです。
さて食うために手っ取り早くお金を得ないといけない。
しかしなんの資格もないし大きな事業してたとはいえそれを自分勝手に手放したヤツには誰も手を差し伸べることもない。
それでも以前作った会社の共同経営者に頭を下げるなんてごめんだというプライドだけはあったりして。
そして考えたのがタクシーの運転手でした。
なんか日銭は稼げるやろ。
軽くそう思ったんですねその時は。
そしてそう思ったら次の日にはタクシー会社の面接に行ってました。
さあここからが壮絶な人生の始まりですわ。
僕の生きてきた中でこの時が一番最悪でした。
当時日本はバブルも弾けていてタクシーの仕事も全然稼げない状況でした。
2日走って1日明け(休み)で、というシフトを選んだ僕は、それこそ朝から早朝までほんとに24時間走り続けるということをやっていたのです。
そうでもしないとタクシーなんてお金にならなかったのです。
考えたら24時間も走り続けてる運転手のお客として乗るなんて怖いですよね(笑)
当時乗っていただいたお客さんごめんなさい。
毎朝くたくたになって帰ってシャワー浴びて、ちょっと仮眠したらまた出勤。
そんなんが続くわけです。
そんな体の限界に挑戦するかの重労働でも得られる給料は20万円いくかいかないか。
それでも明日のパン代を稼ぐために続ける。
もう身体も精神もぐちゃぐちゃになっているのです。
京都のお客さんはきついです。
ちょっと道を間違えたら怒られる。
黄色信号で止まったら「なんで行かへんねん!」と怒られる
目的地で止まる直前にメーターがカチャッと回ったら怒られる。
しょうがないやん、そんなん!何度お客さんとケンカしたことか。
こっちも毎日毎日くたくたになって働いて気が立ってるんです。
そんなどん底の生活が2年近く続いたある日、僕にとってまたまた人生の大転機が訪れることになるのです。
今振り返ってあの頃を書いてると、つくづく感じます。
人生ってなんて奇跡の連続なんだろうって。
さてその奇跡の1日の話ですが、今日はこの辺で失礼したいと思います。
なんだよ!引っ張るんじゃねぇよ。
...そう思われたあなたはまだ救われます(笑)
この時点で半分くらいの人がこんなメルマガもう読まんぞと思われてるかも。
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