04.03
【Like a rolling stone】②
こんにちは弁財天トレードのオレンジです。
皆さんとはまだそんなに顔馴染みでも無いかもしれませんね。
中には良く知ってる人も読んでる方の中に混じってるかもですが(笑)
今回は僕の自己紹介の意味で書いていきたいと思います。
えっ?そんなんどうでも良いわ!...はい、突っ込みありがとう。
何年前かは忘れましたが、京都で生まれて結構ええ歳までそこで育ちました。
その後は神戸へ移って20年ほど、現在はトレーダー以外に海外の証券会社でディラー教育の仕事もしています。
その為1年の半分ほどは海外に出ています。
ブログの記事とか見ると難しそうな人間に思われてるかもですが、会うと気軽に付き合ってもらえる気楽な感じです。
実際に会った人は皆そう言っておられます。
ですのでこのメルマガでは出来るだけ関西人そのままで書いていきたいと思います。
元々は音楽がもの凄く好きでして、若いころは本気でプロのミュージシャンになろうと考えていたのです。
流石にその夢は挫折しましたが、まだ20代の頃に音楽関係の仕事を始めたのです。
自慢ではないですが当時、斬新だったアイデアのその仕事が需要に見合って、数年の間に全国展開するフランチャイズへと育っていったのです。
いつの間にか20代の若造が大金持ちになってしまうのですね。
仕事が乗ってきてお金も入ってくると人は「いけいけ」になっていきます。
次から次へとフランチャイズ加盟希望者がやってくるし、そのうちには大きな企業も参加申し入れが来たりでまさにいけいけ有頂天の状態だったのです。
何しろ音楽に詳しい僕だからこそ持ってるノウハウですから、そこらの大手は参入できないのですね。
そうして会社がどんどん大きくなる中で、元々音楽が大好きでミュージシャン志望だった若造はいつのまにか事業家になっていたのですね。
ここが問題なんです。
人は本来の目的から外れた事をやってしまった時、そこでつまずくのか?(僕だけかも)
多分、天から与えられた事業をそのまま継続していく人は大成するのかもしれません。
残念なことに僕の場合は違ったのですね、これが。
ある日僕は「ふっと」感じてしまったのです。
いったい僕は何をやっているのか?
元々は音楽が好きな人間で、それに携わった仕事ができたらと始めた仕事だったのが
いつの間にか事業が大きくなっていき気がづけば事業家ではないのか?
僕がやりたかったのはこんな事ではなかったはすだ!!
もうまさに普通だったら事業の頂点にいる時にそんなこと考えないですよね。
ただそこが僕の定められた人生なのか、ただの変態なのか?
僕はそんなタイミングでそんな事を考えてしまったのですね。
一度考えたらもう止まらない性格は、これまた気づけばその大事業をその時の共同経営者に渡してしまって、自分は他のところへさっさと行ってしまってました。
事業での成功から自分は何でもできる!僕は天才だ!なんて本気で思ってたんですね、当時は。
それでいろんな業種に手を出すわけです。
挙げればきりがないのですが、飲食業界なんかも手を出しました。
それも店を育てるとかからではなくて、いきなり全国展開なんてやるのです。
何しろその時はあり余る資金がありましたから。
そんなもん音楽のことしか知らない若造が、全く違う分野の業種に手を出したらそらあかんですわね。
いつの間にか10個位の事業に一気に手を出して、それの全てが経営不振。
もうどうにも回らなくなってきた頃に税理士が僕に言うてきたんです。
「今の時点で8億の借金になってますよ」
「なにぃーー、なんで早よ言わへんねん!」
「何度も言いましたけど、全然聞いてなかったでしょ」
これで一巻の終わりです。
20代に大事業起こして成功した若造が、30代に入って多額の借金を背負った、ただのどうしようもないヤツに落ちていったのです。
人生にはリズムがあるのか?
調子づいてるときには何でも上手くいくしお金も入ってくる。
しかしリズムが下降しだすと悪いことがこれでもかとやってくる。
事業に失敗するのに前後して、嫁さんには離婚を言い渡されるし息子も自分の元を離れて嫁さんの方へいってしまうしそして親父が死んでしまうという、僕にとっては人生最大のどん底へここから突入していくのであります。
今回はこれでお終いです、ありがとうございました。
...なんやね?それは。
ほんまに私ごとですいません。
それでも次回もこの話は続きます(笑)
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